どこよりもわかりやすい矯正歯科メディア 香川編
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すきっ歯

なぜすきっ歯になってしまうのか、その原因についてくわしくまとめてみました。また、すきっ歯を放置することによるリスクと歯科矯正の必要性についても触れています。このページは日本矯正歯科学会認定医で、香川県で唯一(参照元:インビザドクター https://invisa-doctor.jp/doctor/shikoku/kagawa 2020年7月時点)インビザライン治療実績が500症例以上のドクターが認定される「インビザプラチナドクター」である、こうざと矯正歯科クリニックの上里院長にご監修いただいています。

こうざと矯正歯科クリニックの
歯科矯正Before & After

すきっ歯の症例1

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治療期間

2年1か月

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治療内容

Non Ext(抜歯なし)、クリアティブラケット(目立たないワイヤー矯正)

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費用

825,000円

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副作用・リスク

痛み、虫歯、歯周病

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患者様の詳細

18歳女性(香川県坂出市)

すきっ歯の症例2

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治療期間

10か月

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治療内容

Non Ext(抜歯なし)、インビザライン(マウスピース矯正)、舌癖あり MFT(口腔筋機能療法)併用

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費用

935,000円

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副作用・リスク

痛み、虫歯、歯周病

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患者様の詳細

16歳女性(香川県坂出市)

すきっ歯の症例3

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治療期間

1年8か月

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治療内容

Non Ext(抜歯なし)、インビザライン(マウスピース矯正)、追加アライナー作製2回

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費用

935,000円

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副作用・リスク

痛み、虫歯、歯周病

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患者様の詳細

31歳男性(香川県坂出市)

すきっ歯の症例4

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治療期間

2年6か月

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治療内容

Non Ext(抜歯なし)、スピードプログラム オーソパルス使用、上下左右8Ext(親知らず抜歯) 、スキャン前に上顎2~2、左下2形態修正、インビザライン(マウスピース矯正)、追加アライナー作製4回

POINT

費用

1,320,000円

POINT

副作用・リスク

痛み、虫歯、歯周病

POINT

患者様の詳細

21歳男性(香川県高松市)

すきっ歯の症例5

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治療期間

2年

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治療内容

Non Ext(抜歯なし) 左下8Ext(親知らず抜歯)、インシグニアデイモン(デジタルシミュレーションによるオーダーメイド矯正)、TAD使用(歯科矯正用アンカースクリュー)

POINT

費用

935,000円

POINT

副作用・リスク

痛み、虫歯、歯周病

POINT

患者様の詳細

16歳男性(香川県坂出市)

すきっ歯とは?

すきっ歯とは、歯と歯の間に隙間がある状態のこと。正式名称は空隙歯列(くうげきしれつ)といい、とくに真ん中の前歯の間に隙間があることを正中離開(せいちゅうりかい)と呼びます。子どもの乳歯列に隙間があるケースでは、永久歯に生え変わる際に隙間が埋まることがあるため、あまり心配する必要はありません。しかし、永久歯列になっても隙間があいているようであれば、矯正歯科での治療を検討する必要が出てきます。

すきっ歯の原因

すきっ歯になる原因には、生まれつきによるものと、クセや習慣が原因となっているものがあります。

生まれつき

・歯が少ない(先天性欠損)
永久歯の数は通常28本(親知らずを除く)となっていますが、人によってはそのうちの数本が生まれつき不足していることがあります。これは先天性欠損と呼ばれ、10人に1人ほどの割合で見られる症状です。歯の数が不足すると、歯と歯の間が大きく開いてしまうため、すきっ歯になる可能性が高くなります。

・歯が小さい(矮小歯)
一般的な歯の大きさよりも、小さい歯のことを矮小歯(わいしょうし)と呼びます。歯が小さかったり、形が変形していたりすると隙間ができやすくなり、すきっ歯になる傾向があります。

・歯の数が多い(過剰歯)
永久歯の数は、親知らずを除いて28本が通常ですが、人によっては歯の数が多い場合があります。口の中に生えてくるものを過剰歯、顎の骨の中に埋まっているものを埋伏過剰歯と呼びます。歯が余分にあると正常な位置や方向に永久歯が生えてこないため、歯と歯の間に隙間ができることがあります。とくに、上顎の前歯に多く見られる症状です。

・歯とアゴの大きさのアンバランス
顎の大きさと歯のバランスが崩れると、すきっ歯になりやすくなります。これにはいろいろなケースがありますが、「顎に対して歯が小さすぎる」「歯の大きさに対して顎が大きすぎる」といったケースが多め。前歯のみ隙間があったり、歯列全体に隙間があるなど、すきっ歯の状態もさまざまです。

・上唇小帯の発達
上唇小帯(じょうしんしょうたい)とは、上唇の裏側と前歯の中心についているヒダ状の部分。この上唇小帯が通常よりも発達し、上の前歯の内側深くまで伸びてしまっている場合、正中離開と呼ばれるすきっ歯になりやすくなります。

・舌が大きい
舌は通常であれば歯の内側に収まっているものですが、舌が大きかったり長かったりするとうまく収まらず、歯や顎の骨を常に押し続ける状態となります。すると、徐々に歯が動いてしまい、すきっ歯になってしまうことがあります。

クセ

・頬杖をつくクセがある
頬杖をつくクセを続けると、奥歯の歯並びが悪くなる可能性があります。とくに歯列が完成していない子どもの頃から頬杖をつくクセがあると、すきっ歯になりやすくなるので注意が必要。早めにクセをしっかり修正しないと、たとえ治療ですきっ歯を治したとしても再発する恐れがあります。

・舌を歯に押しつけるクセがある
無意識に舌を歯に押しつけたり、食べたり飲んだりする際に舌を歯の裏に押しつけるクセがある人は、前歯が少しずつ開いてすきっ歯になることがあります。このクセは舌癖(ぜつへき)と呼ばれるもので、自分自身で治せない場合は、改善するための専門的なトレーニングが必要です。

・決まった体勢で寝るクセがある
うつ伏せや横向きなど、幼少時から決まった体勢で寝るクセがあると、歯並びや顎の骨がゆがんでしまうことがあります。寝る体勢にクセがついている場合は、クッションやまくらを使って体勢を変えるようにすると良いようです。

・指しゃぶりのクセがある(あった)
幼少時から指しゃぶりのクセがある、もしくはあったという人は要注意。指で歯や顎の骨に力をかけていると徐々に歯が動いたり、顎の骨が押し広げられたりして、すきっ歯が起こりやすくなります。

すきっ歯を放置することによるリスクは?

すきっ歯を放置することで、どのようなリスクがあるのでしょうか。以下にまとめてみました。

むし歯や歯周病

すきっ歯の場合、歯と歯の隙間に食べカスなどが詰まりやすくなります。歯ブラシやデンタルフロスでしっかり清掃を行わないと汚れが溜まり続け、むし歯や歯周病の原因となることがあるので注意が必要です。また、汚れが溜まることで雑菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因となることもあります。

うまく発音できない

歯と歯の間に隙間があると、空気が漏れてうまく発音できなくなることがあります。とくに発音しにくいのが、サ行・タ行・ラ行。支障が出る程度は人によって異なりますが、発音が不明瞭だと仕事などにも影響が出る恐れもあるため、早期の治療が重要となります。

胃腸へ負担

すきっ歯になると、食べ物をうまく噛みきれない、しっかり噛み砕くことが難しい…といった咀嚼障害が起こることがあります。口の中でしっかり食べ物を噛めないと胃腸に負担がかかることになり、全身に悪影響がおよぶこともあります。

顎関節に負担がかかる

すきっ歯になると上下の噛み合わせのバランスが乱れ、顎関節に負担がかかる恐れがあります。顎への負担は日々の生活によって蓄積されるため、最終的には口がうまく開かなくなるといった顎関節症につながる可能性もあります。

すきっ歯の矯正方法

すきっ歯は、矯正治療によって治せることがあります。複数の治療法があるため、自身の歯の状態や症状に合わせて、適切な治療法を選びましょう。
ここでは、すきっ歯に対応できる各矯正方法の特徴とメリットについて紹介します。

ダイレクトボンディング法

空いている隙間の部分を歯科用プラスチックで埋める治療法です。歯と歯の空間に、歯の色に近いコンポジットレジンというプラスチック素材を盛って形をつくります。素材はプラスチックのため、経年劣化によって色が変色する可能性があるというデメリットがありますが、以下のようなメリットもあります。

  • 状況によっては1回の治療で改善が見込める
  • 比較的値段が安い
  • 小さな間隔のすきっ歯の改善が見込める

早く安く、かつ見た目の改善が期待できるおすすめお治療法です。

ラミネートベニア法

歯の表面を薄く削り、その上から薄いセラミック素材を張り付けることですきっ歯を埋める治療法です。それほど隙間が大きくない(3mmほど)場合に有効ですが、大きい隙間の場合は適応できない可能性もあります。
メリットとしては、以下のようなものがあります。

  • 2~3回の治療で済むため時間がかからない
  • 3mmほどの小さな隙間にも対応できる

ダイレクトボンディング法同様に、早く見た目を改善したい方におすすめ。すきっ歯以外の歯列不正の少ないケースに適しています。

セラミッククラウン法

歯の周りを1周削って、その上にオールセラミックという被せ者をすることで、隙間を詰めてすきっ歯を改善します。歯を削る量が多い点がデメリットとして挙げられます。
クラウンが出来上がる日数にもよりますが、2週間ほどの治療で改善が見込めることが多い治療法です。メリットとしては以下のようなものが挙げられます。

  • 希望に合わせた大きさや色に
  • オールセラミックのため、汚れが付きにくく変色しづらい
  • 歯の傾きの改善も見込める

歯の色を自分が希望する色に変えたい方や、すきっ歯以外にも捻転・傾斜・出っ歯などに悩んでいる方におすすめです。比較的短い時間で治療できます。

ワイヤー矯正法

歯面に金属ワイヤー装置を取り付け、歯を移動してすきっ歯を埋める治療法です。歯を無理に削ることがないため、綺麗にバランスよく配置できます。
その他の治療法に比べると、治療期間は2ヶ月~1年以上と比較的長く、その分費用も高い傾向にあります。
メリットとしては以下のようなものが挙げられます。

  • すきっ歯以外の歯列不正の治療にも対応
  • 複数のすきっ歯の同時治療に対応
  • 歯の大きさや形を変えない治療にも対応

多少時間がかかっても、綺麗な歯並びを手に入れたい方におすすめ。

マウスピース矯正法

自分専用のマウスピースを作成し、定期的に装着しながらすきっ歯を埋めていく方法です。マウスピースは、1日15時間以上装着する必要があり、装着時間が短いと充分な効果は期待できません。
食事や間食のときだけでなく、飲み物を飲むときにもマウスピースを外す必要があるため、日常生活において不便を感じることも多いかもしれません。そのため、日頃の装着・取り外しが面倒になって断念してしまう方が多い現状もあります。
メリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • ワイヤー矯正法と異なり、治療中もあまり目立たない
  • すきっ歯以外の歯列不正の治療にも対応
  • 複数のすきっ歯の同時治療に対応

マウスピースは透明で目立ちにくいため、矯正していることを周囲に知られたくない方におすすめ。治療期間の目安としては1ヶ月~2年で、治療完了までの道のりは症状によって異なります。

すきっ歯を矯正するメリット

すきっ歯によって悩みを抱えている方も多いはず。
すきっ歯を矯正することで、以下のようなメリットを得られることがあります。
治療を決意する参考にしてみてください。

見た目が改善されて自分に自信が出る

すきっ歯を治すことの大きなメリットが「見た目の改善」です。悩んでいる歯を矯正することで歯並びが良くなり、自分に自信が持てるようになるでしょう。
すきっ歯によってコンプレックスを抱え、いつの間にか上手く笑えなくなっているという方もいるかもしれません。悩んでいるコンプレックスを改善することで、笑顔に自信が持てるようになり、再び自分のことを好きになるきっかけになるかもしれません。

虫歯になりにくくなる

歯と歯の間に隙間があると、食べ物のカスや汚れが詰まりやすくなり、虫歯を引き起こす原因になります。歯の汚れを取るには、歯磨きだけでは不十分。歯間ブラシやデンタルフロスなどを使って、歯と歯の間に詰まった食べカスや汚れを掻き出す必要があります。
また、汚れが残っていると菌が繁殖し、虫歯だけでなく歯肉炎や口臭の原因にもなります。

すきっ歯を矯正することで歯と歯の隙間はなくなり、虫歯になりにくくなるというメリットがあります。もちろん、矯正したからと言って虫歯にならないというわけではないため、矯正後も歯磨きは徹底して行うようにしましょう。

嚙み合わせの改善

歯と歯の隙間によって上下のあごの嚙み合わせが悪くなると、頭痛や肩こりの原因になることもあります。すきっ歯を治療することで噛み合わせが改善され、そのような体の不調が解消される期待もできます。
発音の改善にも期待ができますし、胃腸への負担も軽くなるでしょう。

自力で治せるのか

「すきっ歯は自分で治せるのか」と疑問を持たれる方もいるかもしれませんが、結論から言うと自力で治すことは難しいです。
指でぐいぐい押し続けたり、輪ゴムで縛ったりと、自力で治したという話を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、自力でむやみやたらに歯を動かすようなことは避けたほうがいいでしょう。
すきっ歯を治したいのあれば、専門の歯医者に相談し、適切な治療を受けることをおすすめします。

クセを止めることは効果的

ただし、治療のために何もできないというわけではありません。すきっ歯をこれ以上悪化させないために、歯にとって悪い習慣を辞めることは大切です。
特に、後天的なすきっ歯の原因となるクセを止めることは効果的です。

頬杖をついたり、下を歯に押し付けたりするクセは無意識に行っている人も多いかもしれません。これらのクセもすきっ歯を引き起こす、あるいは悪化させる原因の一つになります。
無意識のうちにやってしまっているクセが無いか、自分の生活を見直してみることから始めるといいでしょう。

舌クセの改善方法

舌を歯に押しつけるクセを、意識するだけでは治せない場合、改善のためのトレーニングをおすすめします。
まずは正しい舌の位置を確認しましょう。正しい舌の位置とは、「舌の先が上の前歯の裏に付いている」「舌の広い部分が上あごの裏に軽く付いている」状態のこと。

舌のクセを改善するためには、口腔筋機能療法(MFT)という、口周りの筋肉をバランスよく整えるトレーニングが効果的です。矯正治療とMFTを併用させることで、治療後の後戻りがしにくくなるメリットも。自分でもできるトレーニング方法を2種類紹介します。

MFTベーシックエクササイズ

  1. 舌を平らにしたり、とがらせたりする。(ファットタング・スキニータング)
  2. 口を開けてゆっくりと舌の先で上くちびるをなぞる。(リップトレーサー)
  3. 上を向いて口を開け、ガラガラとうがいをして止める。(ガーグルストップ)

スポットポジション

  1. 舌全体を上のあごに吸い上げてから「ポン」と音を出す。このとき、舌の先を丸め込みません。
  2. くちびるは閉じたまま、舌の先を上のあごについてストローを5分間噛む。

MFTのトレーニングは、「咀嚼」「嚥下」などに必要な口周りの筋肉を付けることからスタート。口の状態に合わせて、舌やくちびる、頬の筋肉のバランスを整えていきます。

MFTのトレーニングは自身で行うだけでなく、専門スタッフによる定期的なチェックを受けることをおすすめします。すきっ歯が気になる方は、まずは矯正歯科医院の受診を検討してみましょう。

上里聡院長とこうざと矯正歯科クリニックについて
上里聡院長
どんなお悩みでも優しく対応してくれます

矯正治療を行なうのは、日本矯正歯科学会と日本成人矯正歯科学会の認定医資格を持った上里院長のほか、日本成人矯正歯科学会認定矯正歯科衛生士の資格を持った歯科衛生士です。
お子様はもちろん、成人の方まで幅広く治療に対応しています。
通いやすい歯科医院を心掛けており、矯正・マウスピース矯正に対応。上里院長をはじめ、どんなお悩みでも優しく相談に乗ってくれる方々ばかりです。

TEL 0877-45-3710
所在地 香川県坂出市駒止町1-4-2